2011年11月9日水曜日

寒い時期のシュラフ比較

手持ちの秋から冬にかけて使用するシュラフを比較してみた。


手持ちで一番古いNORTHFACEのダウンシュラフ。製品名はよくわからないが、マミー型ではなく、封筒型、ただ、足の方が絞られているので、単純な封筒型ではない。
収納バックに入れた状態で1425g ダウンは、フィルパワーとかの表示はなく、596g。結構ロフトがあるので、フィルパワーはそれなりにあるようだ。



REI DOWNTIME+10F



収納バックに入れて1394g 650フィルパワーのダウンが652g。上に書いたノースのシュラフに比べるとロフトが少ない感じで、ノースのシュラフの方がダウンのフィルパワーはあるように感じる。


マウンテンハードウエアのBanshee SL 0F





溶着構造で、防水透湿素材を使用したシェルで、いわゆるシュラフカバーは不要。
収納バックに入れた状態で1513g 800フィルパワーのダウンが680g
0F(-18度C)対応。インナーやダウンパンツなどを兼用すれば冬山もどうにかこなせそうな感じはする。防水透湿素材の安心感はある。


REIのモデルに比べてダウンの重さは30g多いだけだが、フィルパワーがあるので、明らかにロフトが大きい。



マウンテンハードウエア LAMINA -30F




THERMIC MICROという化学繊維素材を使用した-30度F(-34度C)対応のシュラフ。
かさばるが、ぬれなどにも強い化繊素材。収納バックに入れた状態で2339g
ジッパーがやや噛みやすい・・・試しに中に入ったときに噛んでしまい、なかなか戻らず・・・このまま暑さで死ぬんじゃないかと一瞬頭をよぎる(笑)

暖かさはさすがに一番だが、化学繊維なので、購入価格はこの4つの中で一番安い・・・




あらためて、4つのシュラフを出してみて、中に入ったりしてみたのだが、10数年前から持っているノースのシュラフが結構良い感じだ。耐寒性ではマミー型なんだが、ダウンジャケットなどと兼用すればノースのこのタイプは悪くないと思った。最近この手のシュラフを見かけないし、色々新しいシュラフを持っているけどこれもまた使ってみようかと思い出している。フィルパワー表示が無い時代の製品だけど、ロフトも十分にあり、良いダウンが使われていることを再確認した。

REIの物は、3シーズンシュラフとして考えれば、重量も、値段もまぁまぁなので、悪くはないかな・・-12度Cまで対応なので、冬山で使うにはちょっとつらいかも。

MHWのBanshee SLは、値段も高いし、さすがに良い出来で、極寒期に使用するのはぎりぎりな感じはあるが、一度試してみようかと思っている。サーモライトのインナーとかと兼用すれば行ける気がする。軽いのが良い。

LAMINAは、重量とかさばるのがやや難点だが、以前の化繊系の極寒期用のシュラフに比べると、かなり改善されている気もする。これならまず何処でも寒くないかなぁ・・・

冬の幕営が楽しみだ・・!

2011年11月6日日曜日

2年ぶりに鮭の遡上する那珂川を下った



2年前の10月終わりに下って以来・・・前回は20人近くの団体だったが、今回は直前の日程変更もあって那珂川をよく知ったメンバー3人でコンパクトな川下り。


艇も、カナディアン、リバー艇、フェザークラフトとバラバラ・・


大瀬の梁から下り始める。今年はどうも川が臭う・・川の中のコケも多いようだ。

2年前に比べて台風などで川の流れがシンプルになりすぎて、ろくな瀬もなく・・・流れがストレートな感じ・・・鮭釣り師を避けるように通るが、鮎釣り師とは違い、おおらかで楽だ。カヌーが近づくと棹をあげてくれる。前回は10数艇での川下りだったのでかなり申し訳なかったが、3艇だけなのであっという間に通り過ぎるので、鷹揚な感じ。

MUKOさんはいつものガッツ

2年ぶりのリングさん



自分は最近の川下りの定番、フェザークラフトのエアラインシリーズのJAVA


チャラ瀬で立ち上がってルートファインディングをするMUKOさん






今年の鮭は、死んでいる鮭は余り見かけず、ジャンプはするし、背びれを見せて泳いだりと、前回に比べて元気な鮭が多かった。日程的には1週間ぐらい遅いんだけど・・・

流れもシンプルだし、川に慣れたメンバーだったので、予想よりかなり早く道の駅かつらに帰着。

撤収して、温泉に行きダラダラ1時間半ほど。それから、奥さんが料理をして待っているリングさんは帰り、MUKOさんと2人ゆっくり夕食をして話をし・・・渋滞しているので自分は更に1時間ほど車で寝てから帰宅。


良い秋の一日でした。

2011年11月4日金曜日

Black Diamond VENOM ADZE

円高に煽られて、アメリカから新しいピッケルを買った。

今まで使っていた古い・・・といっても数回しか使っていない・・・CAMPの70センチのピッケルがあったのだが、これはこれ悪くないし、雪の上を歩くときには重宝している。もうちょっと登攀系のピッケルが欲しいなぁとは思っていた・・・それで、今回買ったBDのVENOM。

CAMPの物に比べると少しだけ登攀系・・・64センチのモデル。アイスクライミングとかじゃなければこれでだいたい間に合うだろう。


シャフトはベントしているが、ピックの軸に対する角度が特別急なわけではない・・







どちらもわりとシンプルなデザインなので、飽きが来ないだろう。

ちなみにアメリカの通販で、送料関税などを全部計算して10500円ほど。海外の価格を見ると・・・・日本では買いにくい・・・さて円高はどこまで続くのか・・・

2011年11月2日水曜日

AVANNAQというパドルの真似・・・

ノルウェーの人が作っているAVANNAQというパドルがある。

グリーンランドスタイルのパドルに近いが、ブレードがスプーン状になっているちょっと変わった物で、興味があったので問い合わせてみたが、日本まで輸入すると送料も非常に高くなり・・・なんせ、2m以上の長さだし・・・7万を超えそうなので諦めた。

そこで、WRC(ウエスタンレッドシダー)の材を削って自分で似たようなパドルを作っている。



ほぼ完成し、下塗りのエバデュアという低粘度エポキシを塗った状態。左側がAVANNAQもどき。右側はイエローシダーのグリーンランドパドル。



削ってる最中の画像。 センターラインを墨つぼで出し、その線を基準に型紙でラインをけがき、バンドソーでアウトラインを出した後はひたすら手道具で削っていく。凹面は四方反り鉋や丸のみなど・・・



サンディングは80番から初めて240番で一応終了その後エバデュアを塗ったところまで・・



この後、何度か研磨とエバデュア、その後クリアの2液のウレタンで仕上げる予定。

どんな漕ぎ味なのか、皆目見当が付かない・・・


削っているうちオリジナルとはだいぶラインが変わってしまった・・・

オリジナルはここ
http://www.avannaq.com/